■ 初めてのパチンコ
パチンコに初めて行ったのは10代後半。
中卒で、昼間は仕事をしていました。
ある日、友達に「ヒマやし行ってみるか」と誘われて、軽い気持ちでパチンコ屋に入りました。
何もわからないまま打って、結果はボロ負け。
でも、そこで湧いたのは「もう一回やりたい」って気持ちでした。
なぜかわからないが、負けたことで“悔しさ”に火がついた。
それが、すべての始まりでした。
■ 給料が入るたび、財布は空っぽになった
仕事で稼いだお金が入るたびに、パチンコへ直行。
勝ったこともありました。
でも、勝っても嬉しいのは一瞬だけで、また次の日にはホールに向かってた。
負けたら悔しくて、勝ったら気持ちよくて、
どっちに転んでも“また行く理由”になってた。
上手くいかないものにこそハマってしまうタイプだった。
勝ち負けに関係なく、気づけば財布は空っぽになってた。
それが僕の10代でした。
■ 気づいたら、またパチンコに向かっていた
家庭にも仲間にも、居場所はちゃんとありました。
でも、理由なんてよく分からないまま、気づけばまたパチンコ屋に向かってる自分がいました。
強く勝ちたいと思っていたわけでもないし、
負けて悔しいからってわけでもない。
ただ、勝ったときの気持ちよさが忘れられなかった。
それが何よりの中毒でした。
何も考えずに打っている時間、頭の中が空っぽになる感覚。
あの空間にいると、他のことがどうでもよくなる。
そうして、どんどん抜け出せなくなっていきました。
■ 今思うこと
あの頃の僕に、
「その先に待ってるのは地獄やぞ」って教えてあげたい。
けど、今こうして言葉にできてるということは、
少しずつでも変わろうとしている証だと思いたいです。
今日も、息をしよう。
次は「夜職に逃げた頃」の話を書こうと思ってます。
あの頃は、何かから逃げ続けてました。
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